昨夜、偶然にNHKの「プロフェッショナル -仕事の流儀-」という番組を見た。普段あまりテレビを観てないので、実はこの番組の存在自体知らなかった。
今回は、著名な脳神経外科医である上山博康氏の仕事現場を取材した内容。既に今年9月に放送されているが、今回はアンコール放送。それも納得の素晴らしい内容だった。まさに、プロフェッショナルの鑑。
生死に関わる手術は、受ける患者が恐怖を感じるのはもちろんだが、施術する方の医師も同様なのだ。その逃げ出したい恐怖心を抑え、患者とその家族に向き合い、命を救うべく手術し続ける。そんな生活を、上山博康氏はもう30年も続けている。しかも、睡眠時間は一日4時間。もう、心底感服。世の中には、こんなに立派な人もいるのだ・・・と頭が下がる。
自分の指先に、他人の命が懸かっている、そのプレッシャーは計り知れない。それに比べたら、普段自分がやってる仕事のプレッシャーなんて全然大したことないと思った。
上山博康氏の転機となった手術について語る時、氏は溢れる涙を抑えられなくなる。観ているこちらも思わずもらい泣き。今思い出しても泣きそうだ。その手術の後、患者の家族に土下座して謝ったという。救えるはずだったのに救えなかったという思いが、今でも氏の心に大きな楔として刺さっているのだろう。その失敗があったからこそ、今の氏があるのだろうが・・・、重く切ない。
「患者は人生をかけて医者を信頼する。その信頼に対して医者は何ができるのか。自らもリスクをとって五分と五分の関係を築くこと、それが礼儀だと思う。」